天理・中村良二監督 星稜のマーガードにお手上げ「バットに当てさせてもらえない」

 3回の攻撃前にナインに指示を出す天理・中村監督(右下)=撮影・伊藤笙子
 試合後、涙を流す天理・原(撮影・伊藤笙子)
 力投する先発の星稜・マーガード(撮影・伊藤笙子)
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 「選抜高校野球・1回戦、星稜5-4天理」(22日、甲子園球場)

 天理は土壇場で2度追いついたが、3度目はあと一歩及ばなかった。延長十一回に1点を返したが、奇跡は起こらず、2012年以来、10年ぶりに春初戦で散った。星稜・マーガード真偉輝キアン投手(3年)、武内涼太投手(2年)のリレーに最後まで手こずった。

 中村良二監督はマーガードについて「いろいろ対策取ってきたが、バットに当てさせてもらえない。このまま完封されるかと思った」と舌を巻いた。「なかなか高校生であれだけカットボールを出し入れできる投手はいない。タイミングを取って打つところまではストレートみたい。でもボールが来てみたらカットボール。コースもいいところに集まっていた」と振り返り「点差以上に実力差を感じた」と話した。

 さらに武内についても「すごいいいボール」とたたえ、2投手に対して「これだけうちがバットに当てられない、打てないのは新チームで初めてだった」と首をひねった。延長十一回に武内に死球を与えた場面については「これから勝ち上がるのに心配だなと思った。試合後声をかけたら、大丈夫だと話してくれたが…」と気遣っていた。

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