「1点取られたら終わる」山梨学院が13回に内野5人シフトの奇策実らず 榎谷が力尽きる

 延長13回タイブレーク木更津総合無死一、二塁、中堅手・岩田悠聖(左から2人目)が一二塁間に入り、内野を固める山梨学院ナイン(撮影・伊藤笙子)
 延長13回タイブレーク木更津総合1死満塁、須永雄太に押し出し四球を与え、サヨナラ勝ちを許した山梨学院・榎谷礼央(撮影・伊藤笙子)
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 「選抜高校野球・1回戦、木更津総合2-1山梨学院」(21日、甲子園球場)

 山梨学院の“奇策”も実らなかった。

 タイブレークに入った延長13回裏無死一、二塁、中堅の岩田悠聖外野手(3年)が内野へ入り、前進守備を敷く一塁手と投手の間に立った。

 外野は、右翼の星野泰輝外野手(2年)が中堅に就き、右翼はがら空きの状態に。極端な“バントシフト”を取ったが、先頭打者に左翼へ運ばれ、二塁走者のタッチアップを許す。その後、申告故意四球での満塁策をとった。しかし、ここまで力投を続けていたエース・榎谷礼央投手(3年)が155球目で力尽き、ストレートのフォアボール。無念のサヨナラ負けを喫した。

 山梨学院・吉田監督は奇策について「私たちの攻撃がゼロでしたので、1点でも取られれば終わるということで。相手の作戦をバントから打つ方に変えたいという思いからやりました」と意図を説明した。

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