ロッテのドラ5八木 自己最速タイ153キロ 「すごい緊張」も九回3人締め
「オープン戦、ソフトバンク0-0ロッテ」(6日、ペイペイドーム)
開幕1軍入りへ猛アピールだ。ロッテのドラフト5位・八木彬投手(24)=三菱重工West=が、自己最速タイの153キロをマークするなど、九回を3人で料理した。
「すごい緊張はしたんですけど、自分の投球ができてよかった。とにかく強い球を投げようと意識しました」
先頭の今宮をフォークで空振り三振に仕留めるなど、リズムよく投げた。2日のオリックス戦で、杉本から空振り三振を奪ったのもフォーク。1軍でも通用することを示した。
オープン戦2試合連続の三者凡退で、井口監督の評価も上昇。練習試合では制球に苦しんだが、オープン戦ではストライク先行の投球。「スピードが出てきていますしフォークの落ちもいい。(リリーフに)入ってくれたらいい」と期待した。
初めてのキャンプ、遠征帯同では先輩へのあいさつに奔走も「慣れてきました。1年目はがむしゃらにやっていきたい」と開幕1軍へ意気込んだ。
◆八木 彬(やぎ あきら)1997年5月26日生まれ、24歳。和歌山県出身。180センチ、94キロ。右投げ右打ち。投手。八戸学院光星、東北福祉大、三菱重工名古屋、三菱重工Westを経て21年度ドラフト5位でロッテ入団。キレのあるフォークが魅力。昨年の都市対抗野球を視察した井口監督はリリーフとしての能力に太鼓判。