ロッテ・ドラ1松川 OP戦初打席初ヒット 好リードにも井口監督高評価
「オープン戦、オリックス1-4ロッテ」(2日、京セラドーム大阪)
与えられたチャンスは無駄にしない。前日1日に卒業式を終えて再合流したロッテのドラフト1位・松川(市和歌山)が「6番・捕手」でスタメン出場し、オープン戦初打席初安打&好リードで開幕マスクを猛アピールした。
「いつもと変わることなく打席に入れました。昨日チームから離れていたこともあって、初めが大事と思い、ボールに食らいついていった結果です」
二回無死一、二塁の第1打席。左腕・山崎福が投じた内寄り143キロの直球に反応した。コンパクトなスイングで左前に運んだ。四回無死一、二塁では右翼への飛球。タッチアップで二走を三塁へ進め、その後の得点に結びつけた。
女房役としても落ち着いたリードで存在感を発揮。オリックス打線を6回1失点に抑え、井口監督は「リードも今日はよかった。どんどん使っていきます」と高評価だ。
狙うは06年の西武・炭谷(現楽天)以来、史上3人目となる高卒1年目の開幕捕手。経験豊富な田村という壁は高いが、高みを目指して松川は日々成長を遂げていく。