新庄監督 キャンプ総括の定番質問は笑顔で拒否「点数をつけるのは嫌い」充実の1カ月語る

近藤の音頭で手締めする新庄ビッグボス(撮影・金田祐二)
キャンプを締めた日本ハムナイン(撮影・金田祐二)
近藤の音頭で手締めし、ガッツポーズの新庄ビッグボス(撮影・金田祐二)
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 「日本ハム春季キャンプ」(28日、名護)

 キャンプ最終日を迎えて、新庄剛志ビッグボス(50)は球場入りの際に「早かったねぇ、キャンプ。今年が1番早く感じました。ラスト!」とあいさつ。1カ月間の充実感をのぞかせた。

 この日は午前中の軽めの調整と打撃練習を終えて手締めとなった。練習中に「ビッグボスステージ」上に立つと、観客席の方を向いて手を振ってファンサービス。写真撮影用にポーズをとる姿もあった。

 キャンプ全行程を終了して総括。選手の印象について、「練習する、する。イメージではそんなに練習しないファイターズと思っていた。朝は6時半から夜は8時半まで」と驚きと喜びを交え、サポートしたコーチ陣にも感謝した。

 1カ月間、特に目を引いた選手を問われると、「いないです。全員、全員。個人名を挙げるシーズンにしたくない。全員一緒だし」と即答。その真意にも触れ、「アップダウンは必ず人数決まっているから俺が決断しなければいけないが、腐ってしまう気持ちの選手はもう上げない。入れ替えはすごく激しくするから気持ちのある選手を上げるし、気持ちのない選手を下げる。そのままユニホームを脱いでいかないといけないっていう状況に追い込まれるのは自分自身。そのへんは全員がみんなが見てる舞台に立ちたいと練習していたので、すごく伝わった」と、評価した。

 ビッグボス効果で多くのファンも来場。ファンサービスも含め、自身のキャンプの点数を問われると「点数つけるのは嫌い、ハハハ。それ、やめません?」と笑顔で“定番質問”を拒否した。続けて、「サプライズは自分が楽しんでやってることなんで。乗りたいもの乗って、やりたいことやって、サービスしたいことはして。ただただ、皆さんがありがたい、サプライズ楽しかったと思われるのはそれはすごく嬉しいこと」とうなずいた。

 1カ月のキャンプを終え、オープン戦を経て開幕へ向かう。新庄監督は「早かったし楽しかったし、寂しいという気持ちと、さあ、出発というか、違う場所での戦いが始まっていくんだなと思います」と表情を引き締めた。

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