巨人の育成・堀田 大器の片りん フリーで直球44球 原監督「可能性感じさせる」
「巨人春季キャンプ」(7日、宮崎)
キャンプは1軍スタートとなった、巨人の育成の堀田賢慎投手(20)が、フリー打撃に登板して大器の片りんを披露した。
広岡ら3選手との対戦で、44球を投じた。直球に球威があり、ヒット性の当たりは3本に抑えた。堂々の投球に、原監督は「遠慮することなく投げ切っている姿というのは、非常に可能性を感じさせる」と目を細めた。
堀田は19年度ドラフト1位で入団し、翌年の4月に右肘のトミー・ジョン手術を受けてリハビリを続けた。昨年8月にようやく3軍で実戦登板した右腕が、1軍で存在感を示した。11日には若手主体の紅白戦が行われるが、「真っすぐをアピールしていければいい」と意気込む。
3位に終わった昨季は、主力投手の不調や先発投手の駒不足に悩んだ。今年の巨人は発掘と育成をテーマに掲げており、右腕にもチャンスはある。堀田が支配下登録をつかみ、1軍の戦力に加わればチーム力の底上げにつながる。
◆堀田 賢慎(ほった・けんしん)2001年5月21日生まれ、20歳。岩手県出身。185センチ、84キロ。右投げ右打ち。投手。背番号032。青森山田から2019年度ドラフト1位で巨人入団。20年4月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、オフに育成契約。昨年8月に実戦復帰し、球速150キロ台をマーク。今年はプロ3年目で初の1軍キャンプスタートに抜てきされた。




