ロッテのドラ2池田“らいと”がライトへ2連発 名前由来は右翼手の父の経験
「ロッテ春季キャンプ」(3日、石垣島)
ロッテのドラフト2位・池田来翔内野手(22)=国士舘大=がフリー打撃に初登場。22スイングした中で、「らいと」という名前のように、右翼席への2連発で締めた。
ロッテ入団後、初となるプロ投手との対戦。95キロの恵まれた体格から、逆方向に豪快な打球を放った。左腕の本前から、最後の22スイング目は風にも乗って芝生席に飛び込んだ。「当たりは自分の中で結構、感触がよかったので、あれがもっと伸びていければ」と笑みをこぼした。
「ライト」には不思議と縁がある。父・真樹さんがNTT東日本時代、都市対抗野球で右翼を守り、本塁打を放った経験のあることから「来翔(らいと)」の名前がついた。右翼への力強い打球は持ち味でもあり「風のない日でも、逆方向にホームランを打てるように」と打力アピールを意気込んだ。
習志野高の先輩、福浦打撃コーチの前で持ち味を発揮し「僕を知ってもらう機会だったので、いいところが見せられてよかった」と喜ぶ。井口監督も「これが彼の持ち味。期待が膨らんでいます」と目を細めていた。
◆池田 来翔(いけだ・らいと)1999年12月11日生まれ、22歳。千葉県出身。右投げ右打ち。内野手。180センチ、95キロ。習志野、国士舘大を経て2021年度ドラフト2位でロッテ入団。習志野では2年秋からベンチ入り。国士舘大では1年春から2部のリーグ戦出場。大学の卒業論文は「バッティングにおける未来像」。