近江・山田 当落線上のセンバツ「信じて待つ」 目標は滋賀県勢初の春優勝

 第94回選抜高校野球大会(3月18日から13日間、甲子園)の出場校32校を決める選考委員会が28日、オンラインで開催される。戦力以外の特色も加味される21世紀枠は3校を選出。一般選考は地区別に北海道1、東北2、関東・東京6、東海2、北信越2、近畿7(神宮大会枠1を含む)、中国・四国5、九州4の29校を選出する。昨秋、近畿8強の近江(滋賀)は当落線上。主将でエースの山田陽翔投手(2年)は吉報を信じ、同県勢初となる春優勝に向けて意気込みを示した。

 再び聖地のマウンドに立てることを信じ、鍛錬の日々を過ごしている。昨秋の近畿大会8強で近畿7枠の当落線上と見られる近江(滋賀)は27日、彦根市内の同校グラウンドで練習。昨夏の甲子園でベスト4入りに投打で貢献した主将・山田は吉報を心待ちにした。

 「もう一度、甲子園のマウンドに立ちたいです。僕の代で日本一になることが目標なので、(選抜に)出ることができれば達成したいです」

 目標とする滋賀県勢初の春優勝。悲願を達成するには、さらなる成長は必須だ。昨夏の大会後に右肘痛を訴えて、昨秋の登板はなし。投げられないもどかしさはあったものの、投球フォームを見直した。肘に負担をかけないために、猫背を治し、股関節を強化。12月には捕手を座らせて投球練習を再開した。

 近畿の選抜出場は大阪桐蔭、和歌山東、天理、金光大阪が当確。東洋大姫路と京都国際が有利な状況で、近江と市和歌山が残り1枠を争う。「出られると信じて待つしかない」と山田。高卒でのプロ入りに意欲を示す二刀流が、大舞台に向けて準備を整えていく。

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