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好循環の大阪桐蔭がトップ NPB現役選手出身校ランキング大調査

 限られた選手しか入ることができないプロ野球。デイリースポーツでは育成を含むNPB現役選手の出身校を大調査した。最多の23人を輩出しているのが高校野球界で隆盛を極める大阪桐蔭。西武・中村、森、楽天・浅村、阪神・藤浪ら多くの選手を球界に送り出す要因とは?プロで活躍する先輩たちの姿が個人の意識を高め、技術力や人間力の向上につながる好循環が背景にあった。

  ◇    ◇  

 生駒山に位置するグラウンドから数々のプロ野球選手が誕生した。現役では最多となる23選手を輩出してきた大阪桐蔭。昨秋のドラフトでもオリックス5位・池田、日本ハム7位・松浦、同校OBの早大・徳山はDeNAから2位指名された。

 「プロ野球選手になった方だけではないですけど、卒業生の頑張りはみんなにとってすごく励みになる。目標になるというか、道しるべになると思う」と西谷浩一監督(52)は語る。一緒に汗を流した先輩がプロの世界へはばたき、年末年始はプロに限らず大学、社会人でプレーするOBたちもグラウンドへあいさつに訪れる。

 練習初日となった5日には、池田や日本ハム育成・高山が訪問。そういった先輩たちの姿が後輩を刺激し、目標となってきた。“上”のレベルで野球をするということが、現役生徒にとっては身近に感じられる環境だ。

 今年の始動は約1週間の休み明けだったが、ナインから気持ちの緩みは一切感じなかった。明治神宮大会で優勝した直後、西谷監督は「今日でメンバーは解散しますので明日から(全部員の)41人で競争です」と語っていた。激しい生存競争を勝ち抜かなければ道は開けないという思いが、高校生の段階からしっかり根付いている。

 だからこそ印象に残ったのが、個々の意識の高さだ。練習メニューで目に留まったのは守備練習。それぞれが課題を念頭に置き、ボールではなくタオルを握って守備位置に就く。選手らは飛んでくる打球をイメージして全力で追い、処理する。何気ない練習に見えるが、打球、走者、状況を自分で考えて動かなければならない。この繰り返しが、状況判断力とプレーの柔軟性を養っているのではないだろうか。

 高校野球ファンからも大きな期待をかけられる強豪校。多くの先輩らが周囲の重圧に耐え、技術だけでなく、あいさつや礼儀など人間力も養ってきた。その姿が後輩たちの励みとなり、伝統となって受け継がれていく。その好循環が約30年でトップに君臨できる要因なのかもしれない。

◆NPB現役選手出身校ランキング

(1)大阪桐蔭 阪神・藤浪、巨人・中田、楽天・浅村、西武・森ら23人

(2)横浜 楽天・涌井、中日・柳、阪神・伊藤将ら18人

(3)東海大相模 巨人・菅野、大城ら14人

(4)広陵 巨人・小林、DeNA・佐野ら12人

(5)敦賀気比 オリックス・吉田正、西武・内海ら11人

(5)花咲徳栄 オリックス・若月、広島・高橋昂ら11人

(5)履正社 ヤクルト・山田、オリックスT-岡田ら11人

(7)中京大中京 広島・堂林、ヤクルト・嶋ら10人

(8)仙台育英 巨人・松原、阪神・馬場ら9人

(8)智弁和歌山 楽天・西川、広島・林ら9人

(8)北海 巨人・鍵谷、DeNA・阪口ら9人

(11)青森山田 中日・京田、阪神・木浪ら8人

(11)帝京 日本ハム・杉谷、DeNA・山崎、ソフトバンク・中村晃、阪神・原口ら8人

(11)日大三 阪神・高山、広島・坂倉、オリックス・山崎福ら8人

(14)星稜 楽天・島内、ヤクルト・奥川ら7人

(14)九州学院 ヤクルト・村上、DeNA・伊勢ら7人

(14)大分商 西武・源田、広島・森下ら7人

(14)慶応 阪神・山本、ソフトバンク・柳町ら7人

(18)智弁学園 巨人・岡本和、広岡ら6人

(18)八戸学院光星 巨人・坂本、阪神・北條、ロッテ・田村ら6人

(18)九州国際大付 オリックス・富山、阪神・二保ら6人

(18)福岡大大濠 DeNA・坂本、オリックス・山下ら6人

(18)岡山理大付 広島・九里、ロッテ・藤岡ら6人

(18)桐蔭学園 楽天・鈴木大、茂木ら6人

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