巨人・中田 17キロ増で逆襲へ「自信しかない」 合同自主トレで夜は米20合炊き
常識外の大増量で再起を図る。巨人の中田翔内野手(32)が13日、巨人・秋広らと沖縄県石垣島で行っている自主トレを公開した。シーズン終了時から自身の体重は17キロ増。今季にかける思いを数字でも示し「今は自信しかない。今までの中田翔に戻っているはず」と力をみなぎらせた。
例年通り、自らを追い込み続ける。今回の自主トレでは「地味な、ねちっこいトレーニング」に焦点を当てた。昨季、腰痛で苦しんだ経験を踏まえて、下半身を徹底的にいじめ抜く。そんなハードトレの中にあっても、腰痛の影響などで減少していた体重は、11月上旬の92キロからほぼベストの109キロまで回復した。
「みんな米を食べるので、夜は本当に20合くらい炊いている」と、異次元の食事量と練習量で、充実の時を過ごす。推定年俸が1億9000万減の1億5000万円になった中、「破産しかけている。年俸下がったのでね。皆さん米を送ってください」と久々に“中田節”をさく裂させる余裕も見せた。
移籍2年目の今季。ウィーラー、中島らとの一塁争いに向けても「もちろん黙っているわけもないですし、自分がやることを全力でやるだけ」と気合。期待がかかる打撃面での目標は「キャリアハイ」に設定した。逆襲を誓い、着実に復活への歩みを進めている。


