阪神・佐藤輝弟の太紀 プロ入り狙う!兄の背中追い「高いレベルでやりたい」

 関西学生野球の関学大が12日、兵庫県西宮市内の同大グラウンドで始動した。阪神・佐藤輝明内野手(22)の弟の、佐藤太紀内野手(3年・関西学院)は大学最終年を迎え、将来的な目標としてプロ入りを掲げた。存在感をアピールするため、まずは三塁でのレギュラー獲得を目指す。

 小雪が舞う中、勝負の1年がスタートした。大学最終年となる佐藤。「本当に結果を出すしかない。スタメンで出て活躍したい」と、尊敬する兄・輝明に少しでも近づくため、力強く誓いを打ち立てた。

 過去3年、5シーズン(20年春は中止)でリーグ戦の出場はないが、昨秋の兵庫県知事杯には指名打者や一塁で出場。社会人を相手に計9打数3安打3打点と結果を残し、アピールした。

 身長187センチ、体重98キロと恵まれた体格を持つ右打者。本職も同じ三塁で「サードで勝負したい」と力を込める。ただ、現状では厳しいことも自覚。「バッティング、守備、走塁、全部でまだまだ求めるレベルには達していない」。レギュラー獲得にはさらなる成長が必須だ。

 存在感を発揮するため、兄の姿も参考にする。昨季は前半戦だけで20発を放つ規格外の活躍を見せたが、後半戦は4本塁打と失速。だが、その姿に「1年間ずっとブレず、変に小さくならずにやっていた。自分も芯を持ってやっていきたい」と刺激を受けた。

 卒業後の進路については、プロ入りや社会人を目標にした佐藤。「育成(選手)でも社会人でも、とにかく高いレベルでやりたい」。兄に負けず劣らずの豪快なフルスイングで夢への扉を切り開く。

 ◆佐藤 太紀(さとう・たいき)2000年4月15日、兵庫県西宮市出身。21歳。187センチ、98キロ。右投げ右打ち。甲東小1年から甲東ブルーサンダースで野球を始め、6年時にオリックスジュニアに選出。甲陵中では西宮フェニックスに所属。関西学院では2年秋からベンチ入りし、高校通算12本塁打。関学大ではリーグ戦出場なし。

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