楽天・鈴木大 ロッテ時代の感謝胸に誓い「福浦さん、今江さんに支えてもらい今がある」
楽天・鈴木大地内野手(32)が5日、昨季に続き、若手選手の兄貴分として引っ張っていくことを誓った。
鈴木大は「試合前後もそうですけど、コミュニケーションを取る時間はあります」とシーズン中も若手選手との会話を大事にしてきた。「いつも一緒にやっていて変化に気づくもの。落ち込んでいるなっていう選手もいて当たり前だと思う」。
その思いを感じ取り「そこに気づいてあげられることもあったので、コミュニケーションを取れたと思っています」と行動につなげていた。「自分の気持ちを吐き出すところも必要だと思うので、受け皿じゃないですけど、なってあげることができたら」と常に周りを気にかけている。
後輩に手を差し伸べる姿勢はロッテ時代に感じた思いからだ。「福浦さん、今江さんには本当に支えてもらってアドバイスをもらった。そういう方たちの背中に必死についていって今の自分がある」と感謝している。
「自分についてこいとは思わないですけど、経験してきたこと、こうしてもらって助かったと思うことは僕が返さなきゃいけない番」と鈴木大。「それが周りから見て引っ張ってるって見えるかもしれないけど、本当に勝ちたいので」。力強く語るその表情からは今季への熱い思いがあふれた。