レジェンド引退、51年ぶりのマジック点灯 デイリーが選ぶロッテ10大ニュース

 デイリースポーツが選ぶロッテの10大ニュース。今季は優勝マジックを点灯させながら惜しくも2位に終わった。シーズンでは佐々木朗が躍動し、ベテラン荻野らが奮闘。レジェンドの引退もあった2021年を振り返る。

 【1】鳥谷が現役引退

 阪神で16年間、ロッテで2年間プレーした鳥谷が現役生活に終止符を打った。3月26日・ソフトバンク戦では遊撃手での史上最年長開幕スタメンを果たすなど、年齢を感じさせないプレーを見せた。しかし、7月6日に出場選手登録を抹消され、32試合で打率・170、0本塁打、2打点にとどまった。

 「チームの勝利に貢献したいという思いでやってきたが、貢献がなかった。そろそろ辞めないといけない気持ちでいた」と引退の理由を明かした。17年に通算2000安打を達成し、NPB史上2位となる1939試合連続出場。通算2243試合で、2099安打、打率・278、138本塁打、830打点、131盗塁の偉業を残したレジェンドがユニホームを脱いだ。

 【2】51年ぶりの優勝マジック点灯

 10月14日、1・5ゲーム差の首位・オリックスとの直接対決。先発の佐々木朗は最速158キロを連発し、6回を5安打無失点。同い年の宮城との投げ合いに一歩も引かずに勝利へ導いた。0・5ゲーム差の2位ながら、残り試合数や引き分け数の関係でマジックが点灯。2位チームに点灯するのは、14年のオリックス以来7年ぶりだった。

 【3】佐々木朗が2年目でプロ初登板

 5月16日・西武戦(ゾゾ)。1年目の昨季は登板機会がなかった右腕が第一歩を踏み出した。高校時代163キロをマークした剛腕は緊張感を感じさせながら5回4失点。初勝利はお預けとなった。それでも同27日・阪神戦(甲子園)でプロ初勝利を挙げると、シーズンでは11試合で3勝2敗、防御率2・27だった。

 【4】鳥谷が甲子園に2年ぶり凱旋

 5月25日・阪神戦(甲子園)。2点を追う七回に代打で登場すると、西勇から右前適時打を放ち、逆転勝利に貢献した。19年9月30日以来の聖地でのプレーに敵味方関係なく、大きな歓声に沸いた。

 【5】小島がプロ初完封を含む2度の完封。初の2桁勝利

 9月19日・日本ハム戦(札幌ド)で4安打完封勝利。五回2死までパーフェクトと圧巻の投球をみせた。10月3日・楽天戦(楽天生命)では2度目の完封勝利。憧れの田中将との投げ合いを力に変えて快投へつなげた。

 【6】開幕5連敗スタート

 開幕の3月26日・ソフトバンク戦(ペイペイ)を落とすと、2、3戦目は抑えの益田が救援に失敗して3連敗スタートとなった。本拠地に戻っても楽天に2連敗し、開幕ダッシュに失敗。それでも4月1日・楽天戦(ゾゾ)で今季最多16得点で初勝利を上げると、引き分けを挟んだ4連勝で巻き返した。

 【7】荻野、和田が今季最終戦で盗塁王決める。

 10月30日・日本ハム戦(ゾゾ)。西武・源田に1個差で追っていた荻野、和田がそれぞれ1盗塁を決めて初受賞。日本ハム・西川も含め、史上初の4人の盗塁王誕生となった。

 【8】藤原が初の月間MVPを受賞

 開幕1軍入りを果たすも4月下旬に2軍落ち。6月末に再昇格し、7・8月度は打ちまくった。全24試合に出場し、32安打、5本塁打、15打点、5盗塁、打率・348。大阪桐蔭では甲子園阿春夏連覇に貢献し、2018年度ドラフト1位で入団。3年目を迎えた期待の外野手が成長の跡をみせた。

 【9】本拠地ZOZOマリンスタジアム通算1000勝達成

 8月30日・西武戦でマーティンが豪快なソロを放つなどして快勝。川崎球場から1992年に当時の千葉マリンスタジアムへと移転。同年4月7日・ダイエー戦での初勝利から30年目での達成となった。

 【10】松中臨時コーチ熱血指導

 春季キャンプに井口監督のダイエー時代のチームメート、松中信彦氏を招へい。左打者の安田、藤原らを指導した。平成の三冠王は若手に振りこませ、シーズン中も時折指導。11月に同職を契約満了となった。

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