ヤクルト村上 三塁手で初のベストナイン 球団最多タイの4選手受賞
セ・パ両リーグの今季のベストナインが14日に発表され、20年ぶりの日本一に輝いたヤクルトからは村上宗隆内野手(21)ら4人が、パ・リーグを制したオリックスからも山本由伸投手(23)ら4選手が選ばれた。
村上が三塁手部門では初めてとなるベストナインを受賞した。昨季は一塁手として輝いた同賞。日本一の4番となった主砲は「素直にうれしく思っています」と喜びを言葉にした。
飛躍を遂げた1年だった。昨季最下位チームの4番としての悔しさを一身に背負った昨季。「優勝チームの4番になりたい」と強い思いで臨んだ1年は、6年ぶりのリーグ制覇だけではなく、20年ぶりの日本一へとチームを押し上げた。
9月19日の広島戦ではプロ4年目、21歳の若さで史上最年少となる100本塁打に到達するなど、39本塁打で本塁打王に輝いた。打点王には1点差で巨人・岡本和に届かず二冠こそ譲ったが、ベストナインでは246票を獲得し、岡本和に187票差をつけて圧勝した。
「今シーズンはチームも日本一にもなることができ、最高のシーズンになりました」
ヤクルトからは最多タイの4選手が選ばれた。最高の1年の先に見据えるのは連覇だ。「続けることが難しい。もう一度チャレンジャーとして、一から頑張りたい」。さらなる成長を誓い、村上が突き進んでいく。




