「１２球団合同トライアウト」（８日、メットライフドーム）

　巨人・山下航汰外野手（２１）は６打席で１安打。「やることは全てやった。手応えはあったと思います」と充実の表情を浮かべた。

　ルーキーイヤーにファームで首位打者を獲得した有望株。今オフも巨人は育成選手として再契約する方針だったが、自ら申し出て他球団での移籍先を模索している。

　この日は最終打席で泥臭く左前打。力強いスイングは披露し、「独特の緊張感のなか、野球をやれることはできた。今まで練習に付き合ってくれた方々のサポートがあってプレーできた」とうなずいた。

　自ら環境の変化を求めた心境について「自分のなかで何かを変えようと思ってトライアウトを決意した」とし、「新しいチームに行ったら選手生命をすべてかける。よろしくお願いします」とアピールした。