大阪桐蔭が神宮初V 根尾、藤原ら“最強世代”も届かなかったタイトル「41人の勝利」

広陵を破り、初優勝を果たした大阪桐蔭ナイン(撮影・伊藤笙子)
初優勝を決め、松尾汐恩(左)と抱き合う大阪桐蔭・前田悠伍(撮影・伊藤笙子)
 最後の打者を打ち取り、拳を突き上げる大阪桐蔭・前田悠伍(撮影・伊藤笙子)
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 「明治神宮大会・高校の部決勝、大阪桐蔭11-7広陵」(25日、神宮球場)

 大阪桐蔭が打撃戦を制し、初優勝を果たした。三回に5安打を集中させて一挙4点を先制。続く四回1死一、二塁から3番・松尾汐恩捕手(2年)が左翼へ3ランを運び、突き放した。五回に5失点するなど広陵の追い上げを受けたが、5投手の継投で逃げ切り。松尾は七回にも再び左翼へソロをたたき込み、最後は八回から登板のスーパールーキー・前田悠伍投手(1年)が試合を締めた。

 甲子園春夏8度の優勝を誇る強豪だが、意外にも今大会は2003年の準優勝が最高で4度目の出場で頂点に立った。根尾(現中日)、藤原(現ロッテ)らを擁して聖地で春夏連覇を果たした18年も4強止まり。“最強世代”も届かなかったタイトルをついにつかんだ。この結果、来春センバツの明治神宮大会枠は近畿地区に与えられる。

 西谷監督は「メンバーだけじゃなく、スタンドも含めまして、41人の勝利だと思っています」と教え子をたたえた。松尾は場内インタビューで「このチームは自分以外、去年はメンバー外としてやっていて、自分がしっかり引っ張っていくというのをこの大会では意識してやっていました」と語った。2本塁打の活躍には、「しっかり対策をしてきて、その結果がホームランにつながってよかったと思います」と振り返った。今後へ「まだまだ守備の力というのは全然ないと思うので、そこからやり直して。バッティングの面でもまだまだ足りない部分があるので、そこはしっかり次の春につなげていきたいと思います」と更なる向上を誓った。

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