「日本シリーズ・第４戦、ヤクルト２－１オリックス」（２４日、東京ドーム）

　ヤクルトが接戦を制し、３連勝。３勝１敗とし、２０年ぶりの日本一に王手をかけた。

　勝利の立役者は大ベテランの石川だった。４１歳１０カ月での日本シリーズ登板で６回３安打１失点の好投。緩急を駆使する投球でオリックス打線を翻弄（ほんろう）し、自責点は０だった。

　５０年・若林忠志の４２歳８カ月に次いで２番目の年長記録、セ・リーグ投手では最年長記録での勝利投手となった。

　打線は二回にサンタナが２戦連発となる先制ソロ。サンタナの失策で追いつかれた直後の六回にはオスナが中前適時打を放ち、勝ち越した。

　七回からは石山、清水、マクガフの必勝継投。九回は２死二塁のピンチをしのぎ、１点を守り切った。

　オリックスは３連敗で崖っぷち。打線が沈黙し、七回にリリーフ陣が打たれた。