怪物スラッガーの花巻東・佐々木から“逃げなかった”高知バッテリー

 花巻東線で力投する高知・山下(撮影・西岡正)
 7回、右前打を放つ高知・山下(撮影・西岡正)
 4回、右前適時打を放つ高知・三谷(撮影・西岡正)
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 「明治神宮大会・高校の部準々決勝、花巻東6-2高知」(22日、神宮球場)

 9年ぶり4度目の出場だった高知は先制された直後にすぐさま同点としたが、以降は突き放されて初戦敗退となった。強力打線を相手に6失点。ただ、高校通算48発の怪物スラッガーとして注目される花巻東・佐々木麟太郎内野手(1年)に対しては七回2死二塁と一塁が空いている場面でも勝負を選択した。

 結果的に初回の先制打を含む2安打を許したが、第3打席以降は打ち取った。「3番バッターの佐々木君も素晴らしい選手なんですけど、4番の田代君も素晴らしい選手。3番・佐々木を逃げるわけにもいかない」と浜口佳久監督。「対策を練って、しっかりとコースに投げれば打ち取る自信もあったので。思い切り勝負をさせました」と意図を続けた。

 今秋の四国王者となり、来春センバツへの出場も当確ランプをともしている。「(佐々木には)勝負しにいっていない球を運ばれたので。そこが自分の詰めの甘さかなと思いました」と4回4安打4失点だった背番号5の山下圭太内野手(2年)。神宮での経験を糧に、次なる大舞台を見据えた。

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