ソフトバンク・千賀FA権に「何の感情も持っていない。これから」志願のキャンプ参加
ソフトバンクの千賀滉大投手が9日、宮崎秋季キャンプの第2クール初日からチームに合流した。
千賀はキャンプ参加を免除されていたが、「自分の中でやりたいことがある。(最終)登板から2週間は休むと決めて、そこから来年に向けて一歩ずつ踏み出すためにキャンプに来ようと思っていた」と志願参加だったことを明かした。
今季の千賀は、球団福岡移転後初となる6年連続2桁勝利の10勝を挙げたが、4月に左足首の負傷で長期離脱し、故障から復帰当初も不振に苦しむなど、すべてが万全とは言い難いシーズンを送った。「ピッチャーとしてやらなくちゃいけないこと、まだまだ足りない部分がある」という。この飽くなき向上心もキャンプ参加の理由の1つだ。
また、今季は国内FA権を取得した。「ほんとに、そういう資格を取れるとは入団の時は思うわけがなかった。大きなけがもなく、ここまで来ることができたのが非常にうれしいですし、使ってくれた監督さんやコーチ、トレーナーさんとかに改めて感謝をしたいと思う」と話したが、権利の使い道については「球団の方とはホークスの未来のための話をすることはあったけど、僕自身の事については何の感情も持っていない。これからかな、と思います」と話すにとどめた。
一方で、かねてからメジャー志望を口にし、球団にポスティングによるメジャー移籍を直訴したこともある。今オフの動向も注視されるところだが、「まぁ、それ(ポスティング移籍は)無理じゃないですか」と笑いながら話しており、現時点では実現性は薄そうだ。