ロッテ・高浜が現役引退 阪神ドラ1から人的補償でロッテへ 育成も経験した苦労人

 ロッテの高浜卓也内野手が2日、今季限りでの現役引退を発表。阪神、ロッテでの14年間の現役生活を完全燃焼し、ファンに感謝の思いを伝えた。

 08年に高校生ドラフト1巡目で阪神に入団後、10年にFA権を行使した小林宏之投手の人的補償でロッテに移籍。「ここまでマリーンズには期待をしていただき、育成としてもお世話になり、(5月に)再び支配下に戻してもらって期待もかけてもらいましたが、その期待に応えることはできなかったことを残念に思います」と振り返った。

 16年には「2番・三塁」で開幕スタメンを果たし、6月の阪神との交流戦では古巣相手に本塁打を放つなど、一時期は勝負強い打撃で活躍した。「8月にヘルニアが再発してしまったこともあり、今年は厳しい日々となりました。それでもまた1軍の舞台に立ちたいという気持ちで頑張っていましたが今回、このように引退という形を取って区切りを打とうと思いました。自分の中で一番印象に残っていることは今年、甲子園でのエキシビションマッチでホームランを打てたことです。甲子園は僕の始まりの場所なので、そこで最後ホームランを打てて良かったかなと今では思います」。7月27日のエキシビションマッチ阪神戦で藤浪から放った本塁打を思い出に挙げた。

 続けて「ファンの方にはいつまでも期待をかけてもらい、いつまでも応援してもらいながら、その期待に応えられなかったってことが本当に残念で仕方がありません。野球は引退しますが、ここからの第二の人生では、もっと頑張って行けたらと思います。怪我との闘いばかりで、成績は残していないんですが、野球はやり切りましたとファンの皆様には伝えたいです。マリーンズに来て11年。本当に熱い応援ありがとうございました」とコメントした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス