村田透が日本ハム退団 米国経てプレー、来季へも「準備」 鶴岡コーチ兼任捕手も

 日本ハムが村田透投手(36)の退団を発表した。

 07年の大学生・社会人ドラフト1巡目で巨人に入団したが、1軍登板がないまま10年限りで退団。インディアンスとのマイナー契約を結び米国でプレー。15年にはメジャー昇格し1試合に登板した。

 16年オフに国内復帰し、17年から日本ハムでプレー。今季は8試合に出場し、勝ち負けはなし。防御率9・31だった。

 球団を通じ「なかなか期待に応えることができなくて残念な気持ちです。この先はまだ分からないですが、体は元気なので来シーズンもプレーできるように準備していきたいです。ファイターズファンの皆様、5年間応援していただき、ありがとうございました。今後も温かく見守っていただけたらありがたいです」とコメントした。

 また、鶴岡慎也バッテリーコーチ兼任捕手(40)も退団が発表された。コメントは以下の通り。現役続行への強い意欲を込めている。

 「今回、現役を退いた場合のポストを打診してくれ、そして4年前にホークスからファイターズに戻してくれチャンスを与えていただいた球団には、すごく感謝しています。

 ただ、僕はまだ現役の火を消せていないですし、火が燃えているうちは現役を続ける道を模索したいと思います。心のどこかでファイターズの新球場でプレーしたい思いもあります。ファイターズのユニフォームでプレーすることはかないませんが、他のチームでやれるチャンスがあるのだったら、諦めずにやっていきたいです。今回の選択が正しいかどうか分かりませんが、自分自身が納得できる形でユニフォームを脱ぎたいというのが正直な気持ちなので前を向いていきます。

 4年前に復帰が決まり、一度はファイターズを出て行った僕を札幌ドームで温かい拍手で迎えてくれた北海道のファンの皆さんと、全国のファンの皆さんには言葉にならないぐらい感謝しています。こういう形でファイターズを去ることになって申し訳ない気持ちですし、ずっと応援してくれたファンの皆さんに、いつか恩返しできたらなと思っています。

 自分なりに納得いくまでやり切りたいですし、悪あがきするのもテスト入団で入った僕らしいかなと思います。自分勝手ではありますが、これからもファンの皆さんには温かい目で見守っていただけたらうれしいなと思っています。ここまで本当にありがとうございました」

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