清原ジュニア“神宮初安打” 父の前で第3打席に必死のパッチ打

 「東京六大学野球秋季フレッシュトーナメント、早大7-2慶大」(1日、神宮球場)

 西武や巨人などで活躍した清原和博氏(54)の長男で、慶大・正吾内野手(1年・慶応)が“神宮初安打”を放った。「5番・一塁」で先発し、六回1死で遊撃内野安打を放ち3打数1安打。二盗にも初めて成功し、スタンドで見守った父の前で、野球から6年離れたブランクを埋める成長ぶりを披露した。

 必死の思いで食らいついた。第3打席で初球を空振り、2球目からは3球連続でファウル。「チームの勝利のために、バットに当てよう」と粘った。迎えた5球目。泳ぎながら遊撃へ飛ばし、一塁を駆け抜けた。

 待望の一打にも「内容が悪かった」と満足していない。ただ、進歩は着実だ。堀井哲也監督(59)も「修正能力を感じた」と評価し、夏の実戦では5本塁打。北海道合宿メンバーに抜てきされるなど成長は著しい。

 この日の出塁直後はエンドランのサインでスタートし、高校時代にアメフットで培った走力を生かした。期待の大砲候補は「フルスイングしてホームランを打ちたい」と次戦・3日の東大戦で納得のいく快音を狙う。

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