工藤監督が退任会見「敗戦の責は将が負うもの」10月に決断 王会長ら慰留も決意固く

 王会長(左)と握手する工藤監督=(C)SoftBank HAWKS
 退任会見を行う工藤監督=(C)SoftBank HAWKS
 退任会見で、王会長(左)からねぎらわれた工藤監督=(C)SoftBank HAWKS
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 ソフトバンク・工藤公康監督(58)が27日、福岡市内で退任会見を行った。スーツ姿で登壇。就任以来7年間の思いを熱く語り、最後は王貞治会長から花束を渡された。

 会見の冒頭で自らあいさつ。「幸せな7年間を過ごすことができて、野球人としてたくさんの人に支えて頂いたことを心から感謝したいと思います」と思いを述べた。

 工藤監督は秋山前監督の後を受け、2015年から7シーズン務めた。就任初年度の2015年でリーグ制覇と日本一を成し遂げるなど、2017年から2020年まで日本シリーズを4連覇という成績を残した。就任以来リーグ優勝3回、2位3回と3位以下になることはなかったが、、今季は初のBクラスとなる4位が確定し、CS出場も逃した。25日付で退任となった。

 「結果が悪ければ責任を負うのは監督である。今年の成績は僕自身の力のなさだと思いますし、今年の成績が僕自身の実力だと思います。しっかりと責任を取ることが何よりも大事だと思い、きょうここに至りました」と退任理由を明かした。

 退任は「最終的に決めたのは10月」と言う。慰留する声もある中での退任だった。それを「敗戦の責は将が負うものだという僕自身の思いもありますし、もっとできることがあっただろう、行動すべき事もあっただろうと思う中でやりきれなかったという思いが日に日に増してきたのも事実で、責任を私が取る事がチームが再スタートできる。(王)会長にも(続投を)言って頂いたんですけど、。申し訳ありませんと。責任は私にあるのでとらせて頂きたいという話をしました」と話した。

 今後については「これからは自分の足りなさをもっともっと勉強して、より素晴らしい人間になりたいと自分の中で思いながら過ごして行きたいと思います。いろんな方に支えてもらい成長させて貰った事が大きいと思いますので、これからはだれかのために、人のために役に立てるような、野球を通してそういうことができるような、そんな人間になっていきたいと思います」と語った。

 現在の心境を「今はすこし抜け殻のようになっている感じがあります」と話した。

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