村上先制V打でヤクルトM2 スクラム円陣効果ヤ1週間ぶり星 26日にも優勝
「ヤクルト6-4巨人」(24日、神宮球場)
ベンチに熱気と笑顔が戻った。ヤクルトが5試合ぶりの白星で優勝マジックを「2」とし、6年ぶりの優勝へ“王手”。苦しかった。重圧もあった。それでもヤクルト・村上宗隆内野手(21)は決勝打に胸を張る。
「なかなかチャンスが来ない中、ワンチャンスをものにできてよかった」
厳しい現状を、一丸で打破した。安打と四死球で無死満塁となった四回だ。若き主砲は「走者をかえす気持ちで打席に入った」と直球を右前へ。先制点をたたき出すと、さらにサンタナが2点適時打。2死満塁から、先発・原が走者一掃の適時二塁打を放って一挙6点を奪った。
これが追い求めていたスワローズの野球だ。今週は勝ち星がなく、優勝へ足踏みが続いていた。さらにデーゲームで2位・阪神が勝っており、絶対に負けられない一戦だった。
苦境を打破するべく、試合前にはスクラムを組んだ。自然と引き締まる表情。肩と肩を組むと、中村が声を上げた。「走塁、打撃、守備。すべていいイメージを想像してやっていきましょう」-。
強い意志と覚悟に導かれるように、1分けを挟む3連敗は止まった。後半戦の開幕日に、高津監督がミーティングで「スクラムを組んで苦しい時を乗り越えていく。これがわれわれの野球」と説いてから約2カ月。チームはまた一つになった。
開幕3連敗からスタートした今季。胸の奥には2年連続最下位という屈辱がある。「あと2つ、しっかり勝って優勝できるように頑張ります」と村上。早ければ26日にも6年ぶりのリーグ優勝が決まる。ゴールは目の前だ。もう、歩みは止めない。



