鳴門が4強進出 左腕冨田が8安打完封「粘っていこう」と要所締め、尽誠学園下す

完封勝利を果たし笑顔を見せる鳴門・富田(右)
力強く投げ込む鳴門・冨田
2回、先制打を放ち塁上でほえる鳴門・由谷(左)
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 「秋季高校野球四国大会・準々決勝、鳴門2-0尽誠学園」(24日、坊っちゃんスタジアム)

 徳島1位の鳴門が香川3位の尽誠学園に粘り勝ち、4強進出を決めた。

 エース左腕・富田遼弥投手(2年)が9回8安打完封。二回以外のイニングで走者を背負いながらも「しっかり打たせて粘っていこう」と、要所を締めて得点を許さず。完封で勝利に貢献したが、試合後も浮かれた様子はなく、「ボールが高めに浮いていた。精度を高めていきたい」と、1週間後の準決勝へ課題を口にした。

 決勝打を放ったのは9番・由谷豪太良内野手(2年)。二回、2死から安打と四球で作った一、二塁のチャンスで、鋭く中前へ先制適時打をはじき返した。「県大会ではチャンスで打てずに迷惑をかけた」と、県大会から四国大会までの練習で、スイング数を増やした成果を発揮。「少し取り返せて、うれしい」と、はにかんだ笑顔を見せた。

 準決勝は30日に愛媛の西条市ひうち球場で行われる。

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