「ＤｅＮＡ４－２中日」（２２日、横浜スタジアム）

　中日・根尾昂内野手が３年目でプロ初の３安打を放った。２打点を挙げて勝負強さを見せ「適時打が２本あって、点に絡むことができたのでよかった」と喜んだ。

　五回の第２打席は変化球にうまく対応して中前にはじき返すと、七回は２死一、三塁から一塁へのゴロ。ベースカバーが遅れる間に走り抜ける内野安打で１点をもぎ取った。

　九回は三嶋の直球を捉えて左前適時打を放ち「何とか抜けてくれた」と安どの表情。与田監督は「ボールの見極めが良くなった。追い込まれても簡単に三振しなくなった。それは前半ではなかったこと」と成長を実感し、目を細めた。

　今季は残り２試合。Ｂクラス確定で悲嘆に暮れる竜党に、少しでも希望の光を届ける。