松坂大輔“最後の松坂世代”ソフトバンク和田にエール「僕の分も投げ続けてほしい」

 引退会見を行う松坂
 会見を終えて一礼する松坂
 引退会見を行う松坂
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 西武の松坂大輔投手が19日、埼玉県所沢市内で引退会見を行った。スーツ姿ではなく、ユニホーム姿で登壇。時折目を潤ませ、言葉につまらせながら、思いを語った。松坂は20年7月に右腕のしびれを訴え、脊椎内視鏡頚椎手術を受けて、シーズン中の登板はなし。今季も右手のしびれの影響から実戦登板のないまま7月7日に現役引退を発表していた。

 同年代の選手たちが“松坂世代”として球界で数多くの実績を残してきた。「本当にいい仲間に恵まれた世代だったなと思いますね。本当にみんな仲良かったですし、言葉に出さなくても分かり合えるようなのもありましたし」と振り返る。松坂の引退により、来季からは現役選手はソフトバンク・和田毅投手が唯一の“松坂世代”となる。松坂は“世代”の仲間への思いを語り、そして、和田にエールを送った。

 「松坂世代という名前は付いていましたけど、自分が松坂世代と言われることがあまり好きではなかった」と本音ものぞかせながら、「僕の周りの同世代みんながそれを嫌がらなかったおかげで、付いてきてくれたというとおこがましいんですが、そんなみんながいたから、先頭を走ってくることができたということですかね。みんなの接し方が本当にありがたかったなと思いますね」と感謝の思いを述べた。

 “松坂世代”という言葉が活躍の原動力にもなった。「自分の名前が付く以上、その世代のトップでなければならないと思ってやってきましたけど、それがあったから最後まで諦めずに、ここまで諦めずにやってこられたかなと思います」と言う。

 「最後の1人になったツヨシ(和田)にはですね、僕の前に辞めていった選手が僕らに託していったように、まだまだ投げたかった僕の分も、ツヨシには投げ続けていってほしいなと思います。できるだけ長くやってほしいと思います」。“最後の松坂世代”に熱い思いを託す。

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