阪神ドラ5 亜大・岡留が2失点完投勝利 指名後初実戦で149球熱投

 完投勝利を挙げて安堵(あんど)した表情を見せる亜細亜大・岡留(撮影・堀内翔)
 2失点で完投した亜細亜大・岡留
 中大戦に先発した亜細亜大・岡留英貴(撮影・堀内翔)
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 「東都大学野球、亜大7-2中大」(14日、神宮球場)

 2回戦2試合が行われ、亜大は阪神からドラフト5位指名を受けた岡留英貴投手(4年・沖縄尚学)が、9回7安打2失点の力投でリーグ戦初の完投勝利を飾った。

 岡留が新たな可能性を示した。緊張のドラフト会議から3日後。「特別な思いはなく」と臨んだ指名後初の実戦で、149球の熱投を披露した。9回7安打2失点。ここまで中継ぎが主戦場だった変則右腕が、リーグ戦初の完投勝利を飾った。

 「勝ちにこだわって投げました」と立ち上がりからアクセル全開だ。初回は3者連続三振。3点を先制した直後の二回に2ランを浴びたが、三回以降は「テンポを変えてクイックを使ったり、緩急を使ったり」と工夫を凝らしてスコアボードに「0」を並べ続けた。

 スリークオーターの位置から腕を振り、最速147キロの直球に100キロ台の遅球を織り交ぜて8奪三振。「最後まで投げ切れたのが良かったです」と完投能力があることを証明した。

 ドラフト後には沖縄尚学時代の同期だったソフトバンク・リチャードと連絡を取り合い、健闘を誓い合った。関西は「食べ物がおいしいイメージがあります。お好み焼きとか…」と思いをはせつつ、今は悲願の大学日本一に向かって突き進む。

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