今年のドラフトは異例10球団が1位公表せず 判断材料少なく“スピード勝負”

 「2021年プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が11日の午後5時から東京都内のホテルで開催される。例年より2週間ほど早く開かれる今回のドラフトは、各球団が出方の探り合いを続けている。前日となった10日までに1位指名を公表したのは、わずか2球団。8日に西武が西日本工大・隅田、9日にソフトバンクがノースアジア大明桜・風間と表明したのみだ。

 阪神・佐藤輝(近大)、楽天・早川(早大)と投打の目玉が君臨した20年は7球団だったように、17年以降は半数以上の球団が公表していた流れから一転、残り10球団が熟考する方向にかじを切った。特に17年から4年連続で1位を事前に明かしてきたヤクルトも、当日判断を確認。投手の入札は決めつつ、高津監督は「今回は公言しないことにしたので」と話すにとどめた。

 各球団が決断をギリギリまで延ばしているのは、例年に比べて突出した存在がいないことが影響している。風間、市和歌山・小園、高知・森木の“高校BIG3”に隅田、筑波大・佐藤隼、関学大・黒原ら大学生左腕に好素材はそろっているが、競合を覚悟するリスクは否めない。

 加えて2位クラスに相当する候補が多い一方、3位以下の評価を受ける選手層がやや薄い印象だ。仮に1位で抽選を外すと立て直しが難しくなる可能性が大きく、多くの球団で慎重なムードが漂っている。

 コロナ禍が続く中で視察機会も限られ、各球団のスカウト陣も球場でクロスチェックができていないのも大きい。判断材料が少ない上に、従来よりも“スピード勝負”を強いられる異例のドラフト。開始時刻の11日午後5時まで、情報戦が続く様相を呈している。昨年同様無観客 各球団に個室

 【2021年のドラフトアラカルト】

 ◆会場 昨年同様に都内ホテルで無観客での開催となる。各球団には個室が用意され、各部屋の入室は6人まで。モニターやカメラが設置され、指名は各部屋からリモートで行われる。

 ◆抽選 1位で重複指名の際は抽選となるが、抽選は各球団の代表者が専用の別部屋に移動して行う。抽選部屋にはプロ野球の斎藤コミッショナー、NPBの井原事務局長が入る。

 ◆ウエーバー順 昨年同様、レギュラーシーズン終了前の開催のため、10日終了時点の順位が適用される。野球協約により今年はセ・リーグの6位チームからとなるため、2位指名はDeNA(セ6位)→日本ハム(パ6位)→中日(セ5位)→西武(パ5位)…の順番で続いていく。3位指名はその逆順で、オリックス(パ1位)→ヤクルト(セ1位)…となり、以降は交互に行っていく。

 ◆新型コロナウイルス感染予防対策 検温やマスク着用のほか、入室時にはアルコール消毒を行う。各球団には窓のある部屋が用意され、十分な換気を行った上で1.5メートル以上の間隔を空けて座る。

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