ソフトバンク 泥沼8連敗に工藤監督ため息「しっかりしていきたい」10日にもV逸

 9年ぶりの8連敗を喫し沈むソフトバンクベンチ。右から3人目は工藤監督
 8回、打球を追ってフェンスに激突し担架で運ばれる中堅手の牧原大を見つめる工藤監督(左端)
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 「ソフトバンク2-6オリックス」(9日、ペイペイドーム)

 ソフトバンクは泥沼の8連敗(1分を挟む)。8年ぶりとなるオリックス戦負け越しも決定した。

 また、10日にもリーグ連覇の可能性が消える。それどころか、3位・楽天とのゲーム差は「6・5」に拡大した。13年以来となるBクラスの現実味がますます大きくなった。

 難敵のオリックス・山本にまたしても抑えられた。今季7度目の対戦で相手に6つ目の白星を献上した。

 ただ、この日は中村晃がソロを放ち、山本から今季チーム初本塁打をマークする意地を見せた。しかし、投打の歯車が噛み合わない。投手陣が踏ん張れなかった。先発の笠谷は4回2失点で降板。2番手・板東も2回1失点。その後も4番手の甲斐野が八回のマウンドで1回3失点し、試合の大勢を決められた。

 苦境の中でも前を向き続ける工藤監督も、さすがに元気がなかった。試合後の囲み取材ではため息が何度か漏れた。「リリーフ陣も頑張ってくれているけど、どうしても後半の失点が負けに直結しているところがある。こちらも考えて、アドバイスをできるところがあればしていきたい。残り11試合。このままの姿をファンに見せるのは良くない。良い姿を見せられるようにしっかりしていきたい」と声を振り絞った。

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