オリックス中嶋監督「3番打者は正尚 紅林はいつまでたっても3番目」

 日本ハムに快勝し、ナインを迎える中嶋監督(右から2人目)=撮影・山口登
 今季10号を放った紅林と8勝目を飾った山崎福(撮影・神子素慎一)
 けがで離脱した吉田正のユニホームが掛けられたオリックスベンチ(撮影・山口登)
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 「オリックス9-0日本ハム」(5日、京セラドーム大阪)

 オリックスは初回に紅林が先制2ラン、五回には宗がソロ、六回にはモヤが3ランと効果的に本塁打が飛び出した。投げては先発の山崎福が7回無失点の好投のあと、吉田凌、富山とつなぎ完封リレー。

 3試合連続完封は阪急時代の1971年以来の球団タイ記録となった。

 中嶋聡監督は先発の山崎福について「そこまでいいとは思わなかった。ばらけるボールがあった。絶好調というわけではなかったですけど先取点取って、力が抜けたのかなと思います。7回をしっかり投げてくれたのは大きい。いつもあの辺の球数でばたつくけど、きょうはそれもなく、いい投球でした」

 一発攻勢の攻撃陣については厳しい評価。

 「点は取りましたけどいろんなことがまだまだできていないところがある。隙のない野球を目指したい」

 紅林の一発で勢いがついた。

 「初回に点を取るというのは投手にいい影響、非常に楽にいいスタートを切れるのかなと思います。なんとかこれからも初回に。珍しいですものね、初回は(笑)。なかなかエンジン掛からないですから」

 宗の一発も効果的だった。

 「(三回、四回と)無死二塁から連続で点を取れなかった。流れが向こうにいきかけた。そこをしのいでの宗の本塁打。非常に大きいと思います。ああやって大きいのがバンバンバンと出たんですけど、細かいところでいうとタイムリーのところをやっていきたい」

 モヤがダメ押しの一発。

 「恐さというか、軽打もあるけど、モヤの魅力は振っていってタイミングが合っていく。きょうの本塁打は大きい」

 紅林は3番打者に成長してきた?

 「3番は正尚よ。帰ってきても3番打てるかといったら違う。いつまでたっても3番目ですよ。とんでもないボール球を振るとかもったいない」

 残り14試合となった。

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