「巨人３－２ＤｅＮＡ」（１日、東京ドーム）

　巨人が亀井が決勝犠飛を放ち、連敗を５で止めた。

　同点で迎えた七回、１死から若林が中前打、坂本が左前打で二、三塁とすると、４番・岡本和が敬遠四球で歩かされた。続く５番の亀井はカウント１－０から中堅へ犠牲フライを打ち上げ、決勝の１点をもぎ取った。

　亀井はヒーローインタビューで「ホッとしています」と勝利に安どしたが、決勝犠飛の場面については「毎年、なんか…。誰かが敬遠して僕（の打席）っていう形が多いので、いつもナメられてるなという気持ちはあるんですけど。本当に今年は情けない成績でね、あれですけど、いいところで打ててよかったです」とファンを沸かせた。

　連敗が続き、優勝への戦いは厳しい状況が続いている。ロッカーでも選手としては「つらい思いをしている」というが、応援を受けが何より力になっていると明かし「こういった形でギリギリですけど勝てたことが今日は良かったかなと思います」と振り返った。

　六回には闘志あふれるスライディングで生還し「体は壊れていいと思っているので、とにかく必死に勝利のために尽くすだけです」。選手間では「絶対諦めない」と言葉を交わしていたという亀井は、「今日を機に、何とか必死になって、とにかく頑張ります」と逆襲を誓った。