斎藤佑樹が取材応対「幸せでした」 引退理由「一番は体のこと」昨年右肘じん帯断裂

 日本ハム・斎藤
 ビールを頭から浴びる斎藤佑樹=2012年10月2日、札幌ドーム
 試合前に募金を呼び掛ける楽天の田中(中央)と日本ハムの斎藤佑(右)=2011年4月2日
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 日本ハムは1日、斎藤佑樹投手(33)が今シーズン限りで現役引退することが決まったと発表した。この日に取材応対した。

 「一番はファイターズというチームで、最高の仲間とプレーできたことがとても幸せでした」と振り返った。引退理由は、「一番は体のこと」と挙げた。去年、右肘の靱帯(じんたい)を断裂。「今年1年、結果が出なかったら、という思いでやってきたので、それが一番ですね」と明かした。

 引退の決断は「僕の中ではずっと思っていたけれども、最終的には今日、(GM、監督らに)お伝えしました」と明かした。栗山監督には「監督にはありがとうございました」と伝えたという。監督からの言葉は「(詳しくは)僕の心に留めておきたいんだけども、お疲れ様でした、と言ってもらいました」とした。

 33歳の斎藤は2017年に6試合登板で1勝3敗を記録して以降は勝ち星がなく、昨年、今年と2年間は1軍での登板がなかった。

 早実高3年夏の甲子園で優勝投手となり“ハンカチ王子”の愛称で人気となった斎藤は早大に進学後、2010年のドラフト1位で日本ハムに入団した。1年目に19試合登板、6勝6敗、防御率2・69をマークしたが、これが登板数、勝利数、防御率ともキャリアハイになってしまった。プロ通算11年で通算15勝26敗、防御率4・34だった。

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