ヤクルト、痛恨連敗 九回まさかマクガフ背信3失点も 高津監督「全力で戦いたい」

 「ヤクルト6-7DeNA」(30日、神宮球場)

 表情を一切緩めることなく、ヤクルト・高津監督はクラブハウスへと引き揚げた。3点を追う九回に1点差まで追い上げた、それでも届かなかった。惜敗で2連敗。「そんな簡単ではないので」。13勝8敗5分という反攻の9月も終わった。険しい首位堅守の道へ。ラストスパートとなる10月へと歩き出す。

 六回を終えての2点のリードを守り切ることができなかった。連戦が続き、救援陣の疲労は隠せない。七回を任せた星、田口で同点に追いつかれると、九回に守護神・マクガフが勝ち越し点を献上。それでも試合後の指揮官は「しょうがない。疲労はあると思う」と一切責めなかった。

 敗戦の中に、明るい材料もある。四回以降の5イニングでわずか1安打と「中盤を崩せなかったのが、逃げ切れなかったことにつながる」と敗因を分析するものの、5番・オスナが2本塁打と復調気配。「見事ですね。村上の後で、得点に絡むことも多いので、そこは期待しています」と願った。

 上位3球団がそろって敗れたため、その差は変わらず。首位は守ったが、まだまだ正念場は続く。「いろいろな場面で勝負をしかけて、全力で戦いたいと思います」とは高津監督。阪神、巨人との三つどもえの戦いは、10月のフィナーレへと向かう。

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