「秋季高校野球大阪大会・５回戦、桜宮２－１東海大大阪仰星」（２６日、大阪シティ信用金庫スタジアム）

　公立の桜宮が東海大大阪仰星との接戦を制し、２年ぶりに８強進出を決めた。

　１点を追う三回。先頭の９番・池田瑛脩（えいしょう）内野手（２年）が中前打で出塁すると、１死三塁と好機を広げ、２番・酒井がスクイズを決めて同点に。そして、１－１のまま迎えた九回１死二、三塁で池田が「秋前の紅白戦で失敗ばかりだったので、せめてバントはうまくなろうと思って練習した」と、磨いてきたバント技術でセーフティースクイズを仕掛け、勝ち越しに成功した。

　現在、偉大な先輩・矢野監督率いる阪神は、優勝争い真っただ中。池田は「やっぱり気になるので結構（試合は）見てます」と明かし、「桜宮は公立ですが昔は甲子園にも出てた高校ですし、（矢野さんと）同じユニホームを着ているということに誇りを持っています」と目を輝かせた。