大阪桐蔭5回戦進出 世界一を経験した最速143キロ1年生左腕がピンチ救う

 「秋季高校野球大阪大会・4回戦、大阪桐蔭5-4東大阪大柏原」(25日、南港中央野球場)

 今夏覇者の大阪桐蔭が東大阪大柏原との接戦を制し、5回戦に駒を進めた。

 世界一を経験した1年生左腕が危機を救った。1点差に迫られた八回1死一、二塁。最速143キロを誇る前田悠伍投手(1年)がマウンドに上がった。「気負うことなくいけた」とピンチにも全く動じない強心臓。犠打で2死二、三塁となるも、時折笑顔をのぞかせながら、力強い直球で押し込み中飛で切り抜けた。

 さらに圧巻だったのは九回。ネット裏のスピードガンでこの日最速の142キロをマークしながら、チェンジアップ、ツーシームを織り交ぜ三者連続三振。圧倒的な力を誇示し、試合を締めくくった。

 湖北ボーイズ出身の前田は、中学1年時にカル・リプケン12歳以下日本代表入り。決勝のマウンドでも先発し、日の丸を背負って世界一を経験した。大阪桐蔭には、同じ湖北ボーイズ出身で大阪桐蔭に進んだ巨人・横川の背中を追って入学。入寮前には「自分の芯の通った心を持って、練習、試合に臨んでいったらいい」と心構えを授かり、名門で鍛錬を積んでいる。

 「最終的には150キロ以上を投げたい。しなり、キレを重視して、日本一の左ピッチャーになりたい」と前田。日本一を経験した憧れの先輩の背中を追い、大きな目標に向かって腕を磨いていく。

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