楽天・浅村 3戦連発!不調脱出告げる13号「苦しい日々続いた」2位オリに1差

 「楽天7-0オリックス」(15日、楽天生命パーク宮城)

 不調の底は完全に脱した。楽天は主砲・浅村が「手応えは良かった。完璧だった」と自画自賛する13号2ラン。これで昨年7月以来の3戦連発となり、後半戦は不調で苦しんでいた男が本来の力を発揮し始めている。

 左打者が引っ張ったような打球を右中間スタンドに突き刺した。七回1死二塁で、スパークマンの150キロを強振。前日も同じく初球を右方向に運んでおり「甘い球をしっかり初球から振る準備もできていた。しっかり捉えることができた」。五回の適時打を含め、2安打3打点で主軸らしい活躍を見せた。

 激闘の代償を、不調の理由にはしたくなかった。5試合全てにスタメン出場した東京五輪の後に陥った不振。8月下旬からは22打席ノーヒットもあり「リセットしてやろうと思っていたが、うまくいかず苦しい日々が続いていた」。そんな中、もがいてつかんだ復調の兆し。2位・オリックスとは1ゲーム差。2位浮上はもちろん、優勝だってまだ諦めるわけにはいかない。

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