154キロ右腕・広畑を6球団視察 阪神スカウト「直球の回転がいい」決勝点許すも評価変わらず

 「都市対抗野球岡山・鳥取1次予選・第一代表決定戦、シティライト岡山1-0三菱自動車倉敷オーシャンズ」(11日、倉敷マスカットスタジアム)

 2年連続の都市対抗出場を目指す三菱自動車倉敷オーシャンズが接戦をものにできず。2次予選進出決定は12日に持ち越しとなった。今秋のドラフト上位候補に挙げられる、最速154キロ右腕・広畑敦也投手(23・帝京大)は0-0の八回、1死一、二塁のピンチで登板。138キロの高速スライダーで詰まらせた打球が、右翼前に落ちるポテンヒットとなり、決勝点を奪われた。

 さらに失策が絡んで1死満塁とされたが、153キロの直球などで後続を打ち取った。2/3回を1安打無失点と、自身に失点はつかず。不運な当たりでもあったが、試合後は「勝たないといけない試合で自分が投げて勝てなかった。本当に申し訳ない」と反省しきり。この日は6球団が視察に訪れ、阪神の山本スカウトは「直球の回転がいい。上位候補なのは間違いない」と変わらぬ評価を与えた。

 2次予選進出はお預けとなったが、12日のショウワコーポレーション戦に勝てば第二代表に決まる。「きょうを反省して、悔しい気持ちをぶつけていく」と広畑。チームの目標でもある都市対抗出場へ全力を尽くす。

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