楽天・マー君 佐々木朗に負けじ8回2失点 試合作るも悔しサヨナラ負け
「ロッテ3-2楽天」(10日、ZOZOマリンスタジアム)
息詰まる投手戦の中、主役は若き相手右腕に奪われた。楽天の先発・田中将大投手が8回4安打2失点。12歳年下の佐々木朗との投げ合いは、両者一歩も譲らなかったものの「すごく良い投球はされたなと思います」と認めた右腕。チームもサヨナラ負けを喫し、試合後の声のトーンは低かった。
自身は二回にレアードに一発を許し、三回には荻野に適時打を浴びるなど序盤に2失点。だが、そこから修正して120球を投げ抜き「立て直して深いイニングまで投げることができたのは良かった」と静かに振り返った。
そんな中、打線は佐々木朗の前に2点を挙げるのが精一杯で、奮闘する背番号18を援護しきれず…。田中将は「前回、今回と2登板続けてウチはやられている。(手ごわい投手であるのは)間違いない」とチームの誰もが若き右腕に対して感じているであろう思いを、代弁した。
これでロッテには15年ぶりの7連敗。田中将を持ってしても、負の流れは止められず、11日にも自力優勝が消滅する。



