ロッテ・佐々木朗 自己最長8回2失点&自己最多9K サヨナラ勝ちで首位死守

 「ロッテ3-2楽天」(10日、ZOZOマリンスタジアム)

 レアードのサヨナラアーチの瞬間、ロッテ・佐々木朗希投手はベンチを飛び出し、両手を突き上げた。自身の本拠地初勝利こそお預けとなったが、勝利に導く投球でチームの首位を守れたことがうれしかった。

 自己最長の8回を投げ2安打2失点、自己最多9奪三振。「すごく興奮したし(九回無失点の)益田さんも頑張ってくれてる中でチームが勝ててよかった」と無邪気に笑った。

 幼少の頃、テレビ中継で見ていた田中将との、初めての投げ合い。「憧れていたので、その思いがよぎりながら一生懸命投げました」。二回1死では、鈴木大への初球で公式戦自己最速158キロをマーク。四回までパーフェクト投球だった。

 夢見心地で、田中将の投球にチラリと視線を送っていた右腕は「コントロールが抜群にいいですし、見て学べたら」。終盤にも息切れせず、七回先頭の島内からは5者連続三振。レジェンドとの投げ合いに負けず、同じイニングで降りた。

 後半戦、安定した投球を続ける右腕に、カード頭を託した井口監督は「スピードも出るし、制球もできるようになってきて、本当に頼もしく見ています」と無四球でゲームメークした19歳に賛辞。優勝争いの戦力として認め、将来は田中将のようなスーパースターになれる可能性を秘めていると確信した。

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