「ＤｅＮＡ４－１巨人」（８日、横浜スタジアム）

　淡々と投げ込んだ男が、最後は感情をむき出した。ＤｅＮＡ先発の大貫が６回１失点で、自身５連勝となる６勝目を挙げた。

　初回に２点の援護をもらうと、五回まで巨人打線を無得点に抑えた。六回は１点を失い、なおも２死一塁としたが丸を空振り三振。グラブをたたき、声を上げた。「勝負どころで今日一番の球だった。感情があふれ出た」と充実感を見せた。

　オフには体重を５キロ増量し７８キロにしたが、「実はちょっと減ってしまって…。７４ぐらい」と少し残念そうに現状を明かした。「いい案があったら教えてください！！」と発展途上の“ハマの豆苗”はまだまだ成長を目指す。

　２週連続で本拠地のお立ち台に上がり、「また頑張ります」。横浜の夜空に、笑顔で声を響かせた。