原巨人4連敗 虎の背中遠のく2・5差「チャンスらしいチャンスがなかった」
「DeNA4-1巨人」(8日、横浜スタジアム)
上昇するきっかけをつかめない。打線が低調に終わり、引き分けを挟んで今季ワーストタイの4連敗。巨人・原監督は「なかなかチャンスらしいチャンスがなかったですね」と淡々と振り返った。
主砲の不振が悩みの種だ。2試合ぶりにスタメン復帰した丸は2打数無安打2三振。これで24打席連続無安打とスランプに陥っている。ただ指揮官は「まあまあ、誰と言ったら全体的なものですよ、やっぱりね。個人的に誰というよりもね、なかなか(打線が)つながらないということでしょうな」と攻撃陣全体に奮起を求めた。
守りでも痛いミスが出た。四回1死一、三塁で伊藤光の打球は遊撃へ。6-4-3の併殺かと思われたが、二塁・吉川の一塁送球は中途半端なバウンドになり、併殺を奪えず3点目を失った。五回1死満塁でもゴロをさばいた吉川は二塁への送球にもたつき、併殺を完成させられなかった。
防げた失点だったが、「たらればが通用するような世の中だったらね、スポーツ界はいいんだけどね」と指揮官。「誰だって分かっているものね。毎日、『今日は』という形で戦っていますけれどもね」と責めることはなかった。首位阪神が勝利し、ゲーム差は2・5。突き放されないためにも、まずは連敗を止めたい。