ロッテ51年ぶり9月以降首位 益田3連投なんの!30セーブ一番乗り

 「ロッテ2-1日本ハム」(5日、ZOZOマリンスタジアム)

 3連投もなんのそのだ。1点リードの九回を三者凡退で締めたロッテの守護神・益田は大きく息を吐いた。102試合目、9月以降では1970年以来、51年ぶりの単独首位浮上だ。

 今季50試合目のマウンドで両リーグ30セーブ一番乗りを果たした守護神。お立ち台で「個人タイトルより、チームの優勝というタイトルの方が皆さんもうれしいと思います。優勝を皆さんに届けられるように頑張りたい」と高らかに宣言。マリーンズファンに大きな拍手喝采を受けた。

 “禁じ手”を解禁しての登板も「やるしかない」と益田。吉井投手コーチのスケジュール管理のもと、2連投後は休養日となっていた、4日の試合に登板後「投げさせてください」と電話を入れた。井口監督も「投げる投手がいなかったので、感謝しなくちゃいけない」と賛辞。頼れる右腕が結果で示し、約半世紀ぶりに歴史の扉をこじ開けた。

 開幕はどん底からのスタートだった。開幕カードのソフトバンク戦で2試合連続の救援失敗で敗戦投手に。「何とか取り返したい思いでやってきた。あの経験があるからこそ、今がある」。その後、メンタルで負けないと誓いマウンドへ。その強い気持ちでセーブを積み重ねてきた。

 今季でマリーンズ一筋10年目。19年オフにはFA権を行使せず残留した男は「ファンのためにも今年こそリーグ優勝、日本一を見せてやりたい」ときっぱり。7日から2位・オリックスと首位攻防3連戦に臨む。下克上やプレーオフではない誰もが認めるリーグVを勝ち取るため、守護神は全力で腕を振る。

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