「全国高校野球選手権・準決勝、智弁学園３－１京都国際」（２８日、甲子園球場）

　夏初出場で快進撃を続けていた京都国際は一発に泣き、決勝進出はならなかった。

　先発の平野順大投手（２年）は四回にスクイズを外し、ピンチを脱出したと思われたが２死一、二塁から甘く入った変化球を智弁学園の先発・小畠一心投手（３年）に左越え３ランを浴びた。

　五回から登板した左腕エースの森下瑠大投手（２年）が５回を無失点に抑えたが、３ランでの失点が重くのしかかった。小牧監督によると、投打の柱である森下はここまでの疲労を考慮してベンチスタートだったという。

　平野は「今まで３年生にずっと迷惑をかけてきて、今日も自分が打たれてしまって、申し訳ない気持ちです。自分のせいで負けてしまったので」と涙が止まらず。それでも、小牧監督は「ここまで来られると思っていなかったが、それでも３年生は京都国際の歴史を切り開き続けてくれた。ありがとうと伝えたい」と感謝した。