オリックスは２１日、新外国人としてＢＣリーグ・茨城のセサル・バルガス投手（２９）を獲得したと発表した。背番号は５９。

　契約は今季終了までで年俸は１０万ドル（約１１００万円）＋出来高。

　バルガスはメキシコ出身。１８８センチ、１０７キロの右腕。

　１５０キロ中盤の直球に、タテに割れるスライダーが武器の右腕。２０１６年にはパドレスでメジャーデビュー。先発として７試合に登板したが０勝３敗、防御率５・０３に終わった。今季から茨城に加入。７試合で５勝２敗１セーブ、防御率１・６４。

　東京五輪・メキシコ代表にも選出された。７月３１日の予選リーグ日本戦では六回から登板し、村上をスライダーで空振り三振に斬ると甲斐、山田を内野ゴロと１回をわずか１２球、三者凡退で料理した。

　現在、首位を走るオリックスだが、課題はブルペン。守護神・平野佳寿投手、セットアッパーのタイラー・ヒギンスは安定しているが、ここにつなぐ投手を固定できていない。バルガスの獲得で勝ちパターンの確立を目指したいところ。

　スパークマン、ラベロに続くシーズン途中３人目の助っ人獲得で２５年ぶりの優勝へ加速する。