中田翔 巨人入りの経緯「過ちを犯さない完璧な人間はいない」大塚球団副代表が説明

 無償トレードの経緯を説明する大塚淳弘副代表(撮影・園田高夫)
 頭を下げ謝罪する中田翔(撮影・園田高夫)
 苦渋の表情を見せる中田翔(撮影・園田高夫)
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 巨人の大塚淳弘球団副代表は20日、日本ハムから無償トレードで中田翔内野手(32)を獲得した経緯を明かした。

 今季の中田は4日に行われたDeNAとのエキシビションマッチ(函館)の試合前にベンチ裏でチームメート1人に暴行。球団から1、2軍の全試合の出場停止処分を科された。大塚副代表は、日本ハム・吉村GMから電話があった際に「(中田が)涙を流して、謝罪したと。反省もしたと。野球をやめる覚悟で」と説明を受けたことを明かした。その上で「過ちを犯さない完璧な人間はいないんじゃないかと。ジャイアンツがもう一度、チャンスを与えたい。痛みを共有した方がいいんじゃないかと」と獲得を決めた経緯を説明した。

 同球団副代表は、中田にとって原監督のいる巨人でプレーすることが大きいと力説した。昨季までリーグ連覇を成し遂げた指揮官は時には非情な起用を行う。徹底して力のある選手を起用し、ベストオーダーを組み、主力にも送りバントを命じてきた。だからこそ「(原)監督は特別扱いを絶対にしない人。(中田が)プレーヤーとして輝きを(取り)戻せるんじゃないか」と自身の考えを明かす。そして「環境を変えれば大化けする可能性があるんじゃないかと」と今季のリーグ3連覇に向けた、まさに“起爆剤”として期待した。

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