東海大菅生「ウソだろ」コールド敗退に選手涙も大阪桐蔭に思い伝える「優勝目指して」
「全国高校野球選手権・1回戦、大阪桐蔭7-4東海大菅生」(17日、甲子園球場)
無念の降雨コールド負け。敗戦をベンチで聞いた東海大菅生ナインは、多くの選手が涙が止まらなかった。
エースの本田は若林監督からコールド負けと聞かされ、「ウソだろ…と思った。でも、審判さんが手を上げて、現実を受け入れるしかないなと思いました」と落胆。栄主将も「泣いている選手は多かった」と明かした。
八回は打席に入った本田がスイングした際にバットがすっぽ抜け、内野ゴロが転がらずに安打となるなどして、審判が協議。東海大菅生が1死一、二塁の反撃機を迎えていたが、ついに中断となり、そのまま、再開されることはなかった。
強豪対決はまさかの幕切れとなったが、若林監督は「仕方ない。これだけ大会が順延されていた中で、1試合でもということだったと思うので。ルールなので、中断になったところで僕もまずいなと思っていて」と、敗戦を受け入れた。
栄主将は大阪桐蔭の池田主将に「優勝目指して頑張れ」と伝えたという。悔しさをこらえ、「コロナもあった中で開催して下さった方に本当に感謝しています」と語った。