「全国高校野球選手権・１回戦、高川学園７－６小松大谷」（１５日、甲子園球場）

　小松大谷が序盤のリードを守れなかった。四回までに５点のリードを奪ったが、四回に一挙４点を失い、八回に同点に追いつかれた。九回２死満塁、フルカウントとなったところで、右翼・岩野凌太投手（２年）の足がつり交代。チームメートに背負われて涙を流しながらベンチへ戻った。数分間の中断明け、吉田佑久外野手（３年）の投じた一球の判定はボール。押し出しで敗れ、３６年ぶりの甲子園での勝利はならなかった。

　また、この試合で初回の先制適時打を含む、３安打２打点の活躍を見せた東出直也捕手（３年）が、今秋のドラフト会議に向けてプロ志望届を提出する意向を示した。「どういうキャッチャーが勝てるキャッチャーなのか、ずっと目指してきた」という東出。進路を「プロ一本」に定め、新たな挑戦をスタートさせる。