ヤクルト・奥川「粘り強く」7回1失点9奪三振 全国制覇の地・新潟で5勝目の権利
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「DeNA-ヤクルト」(15日、HARD OFF ECOスタジアム新潟)
ヤクルトの奥川恭伸投手(20)が、後半戦の“開幕投手”の役割を全うした。7回4安打1失点、9三振の快投で躍動。5勝目の権利を持って降板した。
「後半戦に大事な初戦を任せていただいたので、何とか試合を作りたいという気持ちでマウンドに上がりました。先制はされてしまいましたが、調子はよかったので、何とか粘って投げていれば野手の方が取り返してくれるという気持ちで粘り強く投げました」と振り返った。
二回、宮崎に先制のソロを浴びたが、序盤から安定感が光った。四回にはソトをスライダーで空振り三振に打ち取ると、五回には牧をこの日の最速151キロ直球で見逃し三振。七回には米国代表・オースティン、ソトの助っ人コンビを空振り三振。五回以降の3イニングはパーフェクトに抑えた。
故郷・北陸が力になった。石川出身の右腕だが、「地元に帰ってきたような気持ちも少しあるので」と思い出の場所に笑顔。HARD OFF ECOスタジアム新潟は、宇ノ気中時代に全国制覇し、星稜時代には北信越大会を制した球場だった。