ロッテ・佐々木朗希「長いイニングを投げられず申し訳ない」勝利投手の権利は消滅

5回を投げ終え、グラブをたたくロッテ・佐々木朗希=ZOZOマリンスタジアム(撮影・西岡正)
オリックス戦に先発するロッテ・佐々木朗希=ZOZOマリンスタジアム(撮影・西岡正)
4回オリックス1死、打球を足に当て吉井理人コーチ(左)らに肩を借りて、治療に向かうロッテ・佐々木朗希(中央)(撮影・西岡正)
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 「ロッテ-オリックス」(15日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテの佐々木朗希投手が後半戦初登板に臨み、5回を3安打2失点。1点をリードし、勝利投手の権利を手に降板したが、リリーフ陣が逆転を許し本拠地初勝利は5度目の登板もお預けとなった。

 「ホームランで先制を許してしまって、流れを渡してしまったことは反省していきたいです。長いイニングを投げられず申し訳ないです。あとはチームが勝てるように応援します」とコメントした。

 雨の影響で試合開始が22分遅れた中でも、初回から平常心で臨み、快速球を投げ込んだ。8月3日の1軍エキシビションマッチ中日戦で最速158キロをマークしたが、先頭福田には公式戦最速タイの157キロでファウルを奪い、投ゴロ。吉田正も遊ゴロに抑え三者凡退の滑り出し。

 しかし、二回無死一塁からジョーンズに甘く入った直球を左翼席へ運ばれ、一瞬、唇をかんだ。それでも、崩れずT-岡田を遊飛、伏見、紅林を連続見逃し三振に抑えて2失点踏みとどまった。

 四回1死からは杉本の打球が右足を襲うアクシデントに見舞われ、両手を抱えられ、ベンチへと治療へと向かったが、再びマウンドへと上がるとスタンドから大きな拍手が起こった。ジョーンズを遊ゴロに抑えてこの回を無失点。その裏、代打山口の2ランで逆転し、勝利投手の権利を手にしていた。

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